わかりやすい!ハンダ音質傾向
オヤイデ電気で販売をしているハンダの音質一覧表を、電源&アクセサリー大全2010(旬の音本舗福田屋第27回で掲載された記事)を基に作りました。
参考にして頂き、ハンダによる音の違いを、是非楽しんで下さい。
☆商品名また写真より、ショッピングページに入れます☆
オヤイデ電気オリジナル・ハンダ、SS-47
成分:高純度4N錫(99.993%)、純銀4.7%、銅1.7% |
SS-47は明快で透明度が高く、レスポンスに優れた解像度の高い性質があり、高域特性も繊細で極めて濁りが少ない。 また、トランジェントに優れれた傾向から鮮度が高く、低音の分解力も大変高くスピードがある。 ALMIT KR-19 LFM-48と比べると中音のエネルギーは厚めに、より明るい音質を持ち、低音の肉付きは性質的に多少48の方が豊かな傾向がみられる。 ハンダ付けの仕上がりは、美しい光沢で素晴らしく、WBT0800と並ぶトップクラスの艶が得られる。流れ性はプリント基板ではあまり流れず、ケーブル芯線には簡単にかなり素早く流れこんで行く。 溶け易さの点でも、使い易いハンダである。 なお、基板上で硬化後にフラックスが周囲に付着してにじむ量も大変少なく、きれいに仕上がるのも見逃せない。 |
オヤイデ電気の販売している、掲載された商品
![]() KR-19 SHRMA(5m) |
![]() KESTER44(5m) |
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成分:鉛フリー、錫・銀3%、銅:0.5%、 Flux:KR-19SH RMA、耐熱性の高いフラックス。 無洗浄の信頼性を誇る。線径:1mm、 溶解温度:217~220℃ |
成分:錫60%、鉛:40%、線径1mm | ||
KR-19 60Aよりも、さらに音の純度を高め、ニュートラルな性質で音を引き締めた、明瞭な輪郭を描写。レスポンスの高速性、S/N感の高い分解力。中低域のエネルギーも厚く、極めて素直で純粋な音質。混濁が少なく帯域が広い。 高域の繊細性も見事な精度を見せる。 音色が美しく、澄み切った音場空間。 完璧に近い正統的な音質。 |
エレキギター内部配線、ベルデンの純正ケーブルなどにも使われているロングセラー製品。極めて抜けのいい軽快なフットワークのサウンドで、主に高域へ雰囲気を広げる、スムーズな帯域展開を備えている。 一方、低域の分厚く濃密なパワーは控えめで、低音の力強さは少ないタイプになる。レスポンスに優れた中間帯域や、適度な締り、良好な解像度などに特色を見せる。 ボーカルは爽快に抜けきり、高域はきめ細かく細見に推移。個性派である。 |
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成分:合金組成(すず:99.24%、銅:0.7%、ニッケル:0.05%、 ゲルマニウム:0.01%以下) 溶解温度:227℃ |
成分:鉛フリー型。錫・銅:0.7%、 ニッケル:0.05%、 ゲルマニウム:0.01%、 Flux:RMA、ハロゲン非含有、高活性フラックス。 線径:1mm、溶解温度:227℃ |
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流動性に優れ、つららを抑制し、ブリッジ等のはんだ付不良を低減します。 優れたぬれ上がり特性を示し、さらに引け巣の発生や銅食われを抑制します。 耐ヒートサイクル特性に優れ、また部品と基板の熱膨張収縮による応力歪を緩和します。 伸び特性に優れ、繰り返し伸縮試験によるクラックの成長を抑制します。 |
鉛、銀を排除。NiとGeは、流動性を高めて酸化を抑制する。 |
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成分:銀4%(その他詳細不明) Flux:ハロゲン非含有。 線径:0.9mm、溶解温度:178~180℃ |
成分:鉛フリー型。銀3.8%(その他詳細不明) Flux:ハロゲン非含有。 線径:0.9mm、溶解温度:216~219℃ |
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繊細かつ鮮明な解像度には甘い傾向もあるが、透明感のある中庸な性質。中域、低域の分解力は締りを効かせ、しっかりした分離で、十分に厚いエネルギーを構成する。一方、高域の倍音スペクトラムはマイルドなフォーカスでS/N感や繊細性は甘さもある。上品で中庸、滑らかに推移する音質が魅力になるだろう。 芸術性を主体とする製品である。 |
高音を引き締めて高分解力。コントラストの高い陰影で、明瞭な輪郭描写の高解像度基調である。ニュートラルな性質で高S/N比。質感は多少硬めになるが、低音の躍動感や、歯切れの良さ、厚手の力を持つ。高域の繊細性にも混濁が少なく、冴えてきれいに表現されている。帯域が広く、空間の音場の澄み切った性能が素晴らしい。精度の高い、写実調の性質。 | ||
![]() ゴールドニゲカス040(0.8mmφ 2m) |
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成分:金(Au)・錫(Sn)・銅(Cu)・ニッケル(Ni) ゲルマニウム(Ge)+ハロゲンフリーフラックス3% |
成分:プラチナ(Pt)・金(Au)・錫(Sn)・銅(Cu)・ニッケル(Ni) ゲルマニウム(Ge)+ハロゲンフリーフラックス3% 融点:227℃ |
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「ニゲカス040」シリーズの鉛フリーハンダはフラックスにハンダ付け時の活性剤であるハロゲンが入っていませんのでハンダ付け後、10年経っても表面お腐食はありません。 ※040=ハロゲン無しのフラックスを示す記号です。 組成「金(Au)・錫(Sn)・銅(Cu)・ニッケル(Ni)・ゲルマニウム(Ge)合金+ハロゲンフリーフラックス3%」で構成されたゴールドニゲカス040は鉛・銀の含有は0%です。 融点は227℃と通常の鉛ハンダよりも40℃近くも高めなので、やや大型(40W程度)のコテを高め(350℃)に設定して、出来れば部品を壊さぬように“予備ハンダ”をしておき、素早く仕上げるのがポイントです。 |
「ニゲカス040」シリーズの鉛フリーハンダはフラックスにハンダ付け時の活性剤であるハロゲンが入っていませんのでハンダ付け後、10年経っても表面お腐食はありません。 ※040=ハロゲン無しのフラックスを示す記号です。 組成「プラチナ(Pt 0.02%)金(Au 0.1%)・錫(Sn)・銅(Cu)・ニッケル(Ni)・ゲルマニウム(Ge)合金+ハロゲンフリーフラックス3%」で構成された「プラチナゴールドニゲカス040」は鉛・銀の含有は0%です。 ハンダの太さはオーディオでの使用以外に精密配線・プロ技術仕様にも適した0.8mmφ。 |
純銀含有率4% 溶解温度218℃ | |
S/A LAB のケーブルに相性が非常に良く、S/A LABのスピード感有るサウンドをそのまま維持し、ハイスピードでクリアな音を再生します。非塩素系特殊配合フラックスにより、高い作業性と安全性を同時に確保し、長期間渡り安定した特性を維持します。 | |
![]() SR-4N |
![]() SR-4N CU |
効果及び特徴
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効果及び特徴
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銀含有率 3.4~4% 溶解温度220℃ | 含有率 銀3.4~4% 銅0.7% 溶解温度216℃ |
“成分の「スズ」と「銀」がそれぞれ純度99.995%と極限的に高められており、一般的な純スズよりも一段と電気抵抗が低い事が特徴です。ハンダの大部分を占めているスズの純度が高いと抵抗値が低くなり、音質に大変大きな影響を与えています。” | SR-4NCuはSR-4Nにスパイスとしての銅を加えることで、音に暖か味や木の温もりが感じられるようになり、また、銅を加えることにより4℃ほど溶解温度が低下しました。 |