7N-S1000 Leggenda (切り売り平行スピーカーケーブル)
商品詳細
概要
アクロリンクが拓いた高純度銅オーディオケーブルはいまやそれ自体がすでに「伝説」といえるのかも知れません。伝播速度からいえば1秒間に地球を何周かしてしまうほどの速度を持つにもかかわらず、多くのオーディオファイルが認めているケーブルによる音の違い…。多くの要素のうち、純度を上げるという点ではっきりと差があるということを30数年前、証明して以来、常にアクロリンクがトップランナーであることから実現可能となる量産効果というメリットを生かして今日では7Nという高純度Cuをエントリーモデルにまで採用しています。
それまで存在さえしなかった測定技術などが確立され、導体の結晶状態が可視化されるなど、オーディオファイルによって囁かれて来た純度や結晶粒の大きさなどでは説明できない音の違いを「方向性」という観点から科学的に解明、方向性を最適化する生産プロセスが構築されました。
音の違いの解明への“科学的”アプローチは着実に成果を重ねています。D.U.C.C.もその大きな成果。かつアクロリンク独自のストレスフリー加工が施された新製品7N-S1000Leggendaは、ベーシックな平行タイプの構造において、事実上の最高品質の導体を採用したスピーカーケーブルです。
網状素材を遥かに上回る銅箔テープを巻いてノイズの混入を徹底排除した芯線は0.37φ18本。撚り加工時の角度やテンションなどのノウハウを生かしながら製作、加えて導体には天然シルク糸を沿わせて自己ノイズ・相互干渉を解消。外乱ノイズに対する極めて大きなシールド効果を達成するなど構造デザインも万全です。
静電容量は電磁波吸収非磁性糸をセンターに持つ導電性制振材を2本、線間に配して極小化。新芯線をサポートする被覆素材にはアクロリンクの膨大な経験に基づくノウハウを惜しげもなく投入、その絶縁体には高分子ポリオレフィン系樹脂を継承。平行タイプの大きなメリットとなる広帯域にわたるスピード感とのびのびとした音の広がりをベースにして、リアルな存在感、けれん味の無い音を実現。
昨今のハイレゾリューション化の本当の価値は可聴帯域内の音の急峻なスリューレイト特性の精密なデータ化にあります。換言すればパワーアンプの出力をスピーカーに伝送する最終ステップにあるコンポーネントとしてのケーブルに希求されるのは伝送特性の高速化にあります。
積層の30年。ケーブルが音を変えない、シンプルかつ深遠、新たな「伝説」ケーブルの誕生です。
7N-S1000 Leggendaの特長
【独創のストレスフリーの7N Cu 】
アクロリンクのストレスフリー製品は独自の特殊焼鈍処理と高純度銅の特性により、あまりに大きな外部応力でない限りセルフアニール現象で組織を健全な状態に復元することを実現した世界でも唯一のケーブルです。
伸線加工後の加熱処理時点で原子配 列の転移は通常の4N銅に比べ1/10億のオーダーを達成、結晶粒の数も1/80~1/100となっています。さらに電流が流れることによってエ一ジング=セルフアニール環境が促進され残留歪が減少し組織が健全に回復して、より高音質化するのです。
【D.U.C.C. 7N Cu 】
Dia Ultra Crystallized Copperは三菱電線工業株式会社開発によるオーディオケーブル用高純度銅導体で、結晶粒を一般的な純銅の数十倍以上まで大きく成長させ、かつ結晶格子の方向性を揃えた素材です。
結晶粒は大きいほど結晶粒界(結晶と結晶の境界面)が少なくなり、音質上のメリットは大きいのですが、金属の結晶には方向性がありこれも揃える必要がありました。
X線照射による解析現象によりその方向性は観測できますが、母線、伸線工程、アニール(焼鈍)などの製造工程を最適化することで「オーディオ信号の伝送に最適な方向性」を具えた極めて優れた線材が完成したのです。
7N-S1000 Leggendaの構造
7N-S1000 Leggendaの仕様
外径寸法 | 7.7×19mm |
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導体 | 7N Cu D.U.C.Cストレスフリー0.37φ×18本×2(赤・白) |
絶縁体 | 高分子ポリオレフィン系樹脂 |
トライガードコア | 導電性制振材(センターに電磁波吸収非磁性糸を配置)×2 |
内シース | 制振材入り高分子ポリオレフィン系樹脂 |
シールド | 銅箔テープ |
外シース | 鉛フリーPVC |
導体抵抗 | 7.5mΩ/m |
静電容量 | 11pF/m |