ACROSS750 V2(切り売りインターコネクトケーブル)
素材から技術へ かつてない精度と技術で創り上げられた精密導体 “102 SSC”。インターコネクトケーブル “ACROSS750 V2” の登場です。
商品詳細
概要
空気層をダンパーとした画期的なC.I.Sストラクチャーを組み込んだ初代“ACROSS750”。 2007年の登場以来、PCOCC-A導体ケーブルの中核機種として入門からハイエンドまで幅広い層の支持を受け、累計10万メートル超の出荷数を誇り、その圧倒的な人気は衰えることを知りませんでした。 ところが2013年、PCOCC-A導体の供給終了に伴い、図らずも初代“ACROSS750”は生産完了の憂き目に遭います。 しかし2014年、その命脈は精密導体“102SSC”によって“ACROSS750 V2”に受け継がれます。 吟味されつくした初代モデルのコンセプトを継承すべく、“ACROSS 750 V2”の構造は初代モデルをそのまま継承。 精密導体“102SSC”によって徹底的に磨き上げられ、新たなテイストを纏ったオヤイデの自信作をぜひご堪能下さい。
3E導体構造とは
3E 撚り構造は同心撚り配列構成の一括集合撚り線導体で、3種類の異なる素線径を配置する事により、撚り線配列を緻密化。 導体構成の細径化が可能となり、導体特性値の向上を図ります。
この3種類の異なる導体径の素線はジオメトリックに配置され、素線間の空隙を最小限に抑え、素線密度の向上を果たします。 更に撚り線外径のダウンサイジングと共に、安定かつ高精度な外径を保ち、撚り後の断面が真円という世界でも類を見ない導体構造です。
精密導体 “102 SSC”とは
- 高度な製造管理を行った結果、導電率は 102.3 %IACS( 伸銅終了時)
- 不純物の混入を極力避けるために、JIS C1011 に準拠した銅の中でもリサイクル銅を一切含まないバージン銅のみを使用
- 素線の表面平滑性を高めるため、天然ダイヤモンドダイスを採用
- ピーリング加工を施すことで伸銅に付着した不純物を 100%除去
- 世界初、高密度異径導体 3E 撚り構造を採用(特許取得済み)
- 2度にわたるアニーリング加工で、素線の機械的な応力歪を排除
- 標準誤差許容値 ±8μm をはるかに凌ぐ ±1μm という加工精度の下、作り上げられた素線
- 製造管理数値、メンテナンス、出荷日数など徹底した製品管理
精密導体 “102 SSC”のピーリング加工とは
通常は洗浄によって表面に浮き出た不純物の除去が行われますが、”102 SSC” はμ単位で表面を削る、機械ピーリングによって表面に浮き出た不純物を 100%除去します。 このピーリング加工を電気用銅線に用いる事は世界でも類がなく、日本が誇る加工技術がここにも冴えます。
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製品特徴
- 精密導体“102SSC”を採用した新生インターコネクトケーブル “ACROSS750 V2”。
- 基本構造は初代“ACROSS750”を継承しつつ、導体の撚り合わせに特許技術“3E撚り”を世界初導入(三洲電線 特開2007-317477)。
- “3E撚り”は、3種類の線径が異なる素線を幾何学的に撚り合わせ、導体の緻密化を図る特許技術で、線間歪による音質の劣化を排除。
- 空気層をダンパーとし、静電容量を下げて高域特性を改善しつつ、その優れたスタビライザー効果によって振動を減衰する十字絶縁構造(C.I.Sストラクチャー)を採用。
- 絶縁材には、PVCに比して誘電率が1/4という極めて低い値を示す高分子ポリオレフィンを使用。
- 横巻きシールドにも精密導体102SSCを採用し、0.18mm線を隙間無く100本配置。
- 外装はシックなベルーガカラー(キャビアブラック)で、振動減衰に優れたオーディオ専用ハロゲンフリーシース。
- シース刻印に“ACROSS750 V2 ”“102SSC”をマーキングし、V2モデルを明示。
構造 | 1芯シールド |
---|---|
導体 | 102SSC |
線径 | 0.75SQ(19本/3E撚り) |
絶縁体 | 高分子ポリオレフィン(C.I.Sストラクチャー) |
介在 | ポリエチレン |
シールド | 102SSC横巻き(100本/0.18mm) |
外装 | オーディオ専用ハロゲンフリーシース |
外径 | 8.0mm |