AXIS-202SP 1.2ｍ　スタックアンプ用スピーカーケーブル

スピーカーケーブルはアンプの音色に大きな影響をもたらします。

AXIS-202SP専用ケーブルはレンジが広く、それでいて音が太く、解像度とレスポンスが向上するので、スタックアンプのポテンシャルを引き出します。

アンプが持つオーガニックなトーンを最大限発揮させることを目的とし、コアな楽器演奏者が集まる「池部楽器店アンプステーション」との共同開発によりスピーカーケーブルのチューニングを突き詰めました。

ケーブルの拘り

スピーカーケーブルに求められる電気特性は“インピーダンスの軽減”が最大の課題となります。インピーダンスを軽減する為には「断面積の太さ」「導体の表皮面積の広さ」の影響が大きくなる為、「細い線を、より多くの本数を束ねて、断面積と表皮面積を稼ぐ」という手法が基本となります。

そこでAXIS-202SPはAWG13相当と極太仕様にしました。これにより標準的なスピーカーケーブル(AWG16)よりも電気抵抗値が約65%も軽減。

さらにIACS102%以上の導電率を持つオヤイデ電気オリジナル導体「精密導体102SSC」を採用。一般的な無酸素銅を遥かに凌ぐプレミアムな導体です。

精密導体102SSCの特性を最大限に活かすべく、導体の撚り方に「3E撚り構成」を採用。撚り線間における位相差を最小限に留めつつ、インピーダンスの低減に寄与しています。

これらの要素により従来のスピーカーケーブルでは難しかった「アンプ本来の生々しさ」と「原音忠実性」の両立を実現。全帯域に渡って音圧感が強調されながらも、オーガニックなトーンを損ないません。

またAXIS-202SPは耐久性・耐候性に優れた「ポリエチレンテレフタレート」を標準搭載しました。過酷なツアーでの使用や踏みつけ・折り曲げ等による耐久性対策も強化しています

極太ケーブルに最適なフォンプラグ

AXIS-202SPは「Neutrik NP2XL」を採用。極太ケーブルをスピーカーケーブルに採用した場合、アンプとキャビネットを繋ぐ「ジャック部分」にケーブル重量の負荷が重くのしかかります。これによりジャック部分が破損してしまうケースもあり、必ずしもケーブルが太ければ良いとは言い切れないのです。

今回採用した「Neutrik NP2XL」はプラグ重量が「約38g」と軽量で、尚且つ極太ケーブルにも対応している希有なフォンプラグとなります。これによりジャックへの負担を最小限に留め、全てのギタリスト/ベーシストが安心かつ安全にご利用いただけます。

また専用クランプとストレインリリーフを持たせるプラグ構造により、プラグ付近の断線リスクを大幅に軽減しています。

オーガニックなトーンを実現するチューニング

はんだにはEcstasy Cableにも採用された「小島半田製造所HMX-Pb113」という特殊なはんだを使用することで、ヴィンテージアンプから得られる“いなたさ“と”気持ち良い倍音感“という弾き手に寄り添ったフィーリングを意図的に付与しました。

またオーディオ的ではない、音楽的なナローレンジに収まっているのも特徴です。現代的なアンプに使えばヴィンテージアンプの質感を、ヴィンテージアンプに使えばアンプが息を吹き返したかのようにポテンシャルを引き出すことができます。

さらにコネクタ内部に特殊なノイズ防止処理を施すことにより、音の歪みと滲みを解消。よりローエンドに響く音圧を感じることができます。

★AXIS-202SPとSP-3398の違い

AXIS-202SP・・・歪みの生々しさや倍音の豊潤さ、音圧成分の塊感、タッチレスポンスを改善。アンプ本来の持ち味を増幅させながら、解像度とレスポンスを飛躍的に向上させます。

SP-3398・・・スピード感のある音質で、音抜けの良いサウンド。フラットな特性によりアンプタイプを選ばず、特にベーシストやレコーディング用として評価が高い。

どちらも音質以外の効果として、ステージ上でのスウィートスポットが広く感じられ、生音でのモニタリングが改善します。

レコーディングで使った場合、倍音が豊かになりつつも実音の減衰感が少ないので、音決めとマイクの位置決めも容易になります。

【使用上の注意】

・音質を最優先する為に極太ケーブル（外径：約12mm）を採用しました。アンプジャックに負荷が加わらないよう余裕を持った接続を行ってください。

・ケーブルカット長が1.2mなので、実際の長さと誤差があります。

AXIS-202SPの仕様