The World of Guitar Cable
Introduced by
YUTA [ Hawaiian6 ] [ The Yasuno No 5 Group ]
初めてケーブルを選ぶ際のポイント
ケーブルの音の違いって、上級者じゃないと分からないと思っている読者も多いかもしれませんが、小型アンプで鳴らしたとしても、誰でも分かるくらい、ハッキリと音が違うんです。
特に最近は、アンプなど機材の品質が良くなってるから、余計にケーブルの差が出てくるんです。
その違いが分かれば、後はシンプルに、好みで選べばいいと思いますよ。エフェクターだって「オレの歪みはコレだ!」って1台があるじゃないですか。それと同じで、僕は、ケーブルも1個の楽器だと思ってます。
ギター・ケーブルの違いとは?YUTAさんが弾き比べてその差を解説
嫌なピークが一切なし 「 force'77G 」
耳につくピークがなくて、キレイな音を鳴らしてくれるという印象です。煌びやかさを出しつつ、ちゃんとローもある。それでミッド・ローにボコッとした持ち上がりがないという点が、僕は好きです。
歪ませると、よく「この成分がないとバランスいいのに」っていう変なピークが出ることが多いんですが、このケーブルだとそれがないので、音作りもしやすいですね。
バランスのいいパワー感 「 QAC-202G 」
force'77Gに比べると、ハイのギラッとした感じはやや減りますが、その分太さがあって、すごくバランスがいいと思います。ゴリゴリに歪ましても、パワー感がありつつ、ちゃんと分離良く聴かせてくれます。
奥行きがあって、ちゃんと「見える音」を鳴らしてくれるという印象です。僕が知っている範囲でも、これを使っているギタリストは多いですよ。
気持ちのいい抜け具合 「 G-SPOT CABLE 」
7~8フレットを押さえた時の音が、ギラッとしていてキレイですよね。シングル・コイルPUのギタリストが好んで使っているということですが、その理由がよく分かりますね。
抜けて欲しい部分はちゃんと抜けてくれて、カッコいい音がする。いい意味でのヤンチャさがありますね。シールドが柔らかいので扱いやすいという点もメリットだと思います。
ケーブルを買う前に覚えておこう!!
一番の違いは耐久性。お金をかければ、当然いいパーツを使ってるし、特にオヤイデさんのケーブルは全然トラブルがありません。
だから、演奏していてストレスがない。これって、実は音以上に大事な要素なんですよ。ライブ中に音が出ないって最悪ですからね。
ケーブルは長くなるほど信号の通り道が長くなるから、音だけで言えば3mくらいの短い方がいいけど、これだとライブで演奏しづらいし、足をひっかけるとすぐに抜けてしまうので、5mを買えば間違いないでしょう。
せっかく買ったケーブルを長持ちさせるには、たまにプラグを磨くこと、機材から抜くときはちゃんとプラグを持つこと、そして踏まないこと。ライブでは、アンプと直線的に繋げずに、余裕を持って広くケーブルを這わせれば、自分も動きやすいし、踏む心配もなくなりますよ。
ケーブルのご購入はこちら → ショッピングページ
ケーブルにこだわることでギタリストはどう変わる!?
オヤイデさんのケーブルを試すと、いつも最後は「いいですね」っていう感想で終わっちゃうんですよ(笑)。それだけ、どのケーブルもいいですし、もちろん悪い物があるわけではないので、本当に最後は好みなんですよ。
その中でも、初めてケーブルにお金をかけてみようという読者にオススメなのは、「force'77G」かな。僕が好きだっていう理由なんですけど(笑)。でも、すごく素直な音だと思います。
いいケーブルを使うっていうことは、音の面でももちろん大切なんですけど、プレイヤーにとっては”特別感”っていう要素が一番大きいんじゃないかって思ってるんです。
お金をかけて高価な機材を買うのもいいけど、1本数千円くらいのコストで「どうやったら、いい音を出せるか?」って探求すること自体が面白いじゃないですか。
もっと興味を持てばケーブルの自作にチャレンジしてみればいいし、そこで満足いく音を出せたときは、ものすごい裏ワザを使っているような感覚になれますよ(笑)。
そこに至るまでのトキメキも大切ですしね。そういう意味でも音に変な色付けを加えないオヤイデ・ケーブルは、ビギナーにも使いやすいと思います。音に癖がなくて、使っている機材のクオリティーをそのままグッと持ち上げてくれる感じ。
そこが好きだし、ギターに限らず、レコーディング・スタジオでもたくさん使われていることが「オヤイデ・ケーブルのどこがいいのか?」に対する答えだと思います。