P-963　極細線用ワイヤーストリッパー

ワイヤーストリッパー　P-936

小型で誰でも扱いやすい極細線用ワイヤーストリッパー「HOZAN P-963」です。AWG34～26に適応する極細線用で、光ファイバーのコーティング剥きにも使用可能なストリッパーです。

自然に刃が開くバネ付き構造で使いやすく、使用後はストッパー機構で刃を閉じて収納できます。ストリップ機能だけではなく、抜群な切味のケーブルカッター、電線の曲げ・引っ張りに便利なプライヤーも搭載し、1本で何役もこなせる極細線処理の強い味方です。

ワイヤーストリッパーとは？

ワイヤーストリッパーは、様々な太さの電線（ワイヤー）の被覆を剥く（ストリップする）ための工具です。電気が流れる部分（芯線）は、被覆と呼ばれるビニルなどの電気を通さない素材で覆われています。電線を機器に接続する際は、その被覆を少し剥ぎ取り、銅の部分だけを機器の端子（接続する場所）などに確実に接続します。呼び方は「ストリッパー」だけでなく、略して「ワイスト」や「皮むき器」などとも呼ばれます。

ワイヤーストリッパーの選び方

ワイヤーストリッパーには、被膜の剥き方によって大きく分けて「手動タイプ」「横向きタイプ」「自動タイプ」の3種類のタイプが存在します。その内このP-963は「手動タイプ」です。選ぶときには、「電線の太さ」「電線の規格」「使いやすさ」に注目しましょう。

　①　よく使う電線サイズで選ぶ

　電線にはさまざまな太さのものがありますので、それぞれのサイズに対応した品番を選びます。
　幅広く扱いたい場合は、サイズ別に2～3本用意する必要がありますので、頻繁に使うサイズ周辺の物を1本用意するのもお勧めです。

　②　電線サイズの規格で選ぶ（AWG・SQ・mm）

　電線にはUL規格であるAWG表記のものと、JIS規格であるSQ(㎟)表記のものとがあります。また、直径(mm)表記のものもあります。
　頻繁に使用する電線に合わせた規格のものを購入する、あるいは簡易的な対応表や換算表がグリップなどに表記されたものを選ぶようにすると良いでしょう。

　③　握りの強さや形状、材質などの使いやすさで選ぶ

　ワイヤーストリッパーは、頻繁に使用することが前提となる工具です。手にしっくりと馴染むか、1回当たりの作業効率などが重要なポイントです。
　オヤイデ電気秋葉原直営店には実機を置いてますので、お近くでしたら是非試しにお越しください。

使い方

1. 被覆をストリップしたい電線のサイズを把握します。
2. 適応する番手に通し、刃を入れます。
3. 刃を閉じたら、少し手を緩め、少し開いた状態で被覆を引き剥がします。
   ※この時閉じ切ったまま被覆を剥くと芯線を傷める恐れがあります。

電線サイズには公差があります。実際に剥いた時に芯線を傷めていた場合は、1サイズ太い番手で剥くとキレイにストリップできます。

「P-963」のポイント

• 誰でも扱いやすい小ぶりで軽量な設計。女性の手にもフィットする細身な形状です。
• ストリッパーは電線のみならず、光ファイバーのコーティング剥きにも対応。
• ケーブルカッター搭載で、極細線の「切る」「剥く」はこれ1本でこなします。
• 先端部にプライヤーを装備。電線の曲げや引っ張りも同時に可能。
• 別売りのストリップゲージ「P-919」と合わせて使用して、正確かつ丁寧な処理が可能。
• 公称適応サイズではないですが、モガミ「2706（AWG36）」「2344（AWG38）」にも使用可能。
  詳しくは下記ショップブログをご参照ください。

注　意

ハンドルカバーは絶縁ではありません。電気が流れている個所には使用しないでください。

P-936の仕様

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適応表

HOZANワイヤーストリッパー　AWGサイズ電線用

※P-963には、表の他にφ0.45mm用の穴も搭載しています。

もっと詳しく知りたい！

ブログタイトル

2014/06/02【akiba ストリップ 劇場?! 極細の部！】

2015/07/19【オヤイデ史上最細の配線材をLet'sストリップ！】

2015/09/04【隠れた人気商品「47研究所」とは？！　～単線に込められた秘密～】